2008.10.18
ペインクリニックの診療所の当院とは全然関係ないのですが、ついに仙台泉アウトレットモールとショッピングセンタータピオが徒歩10分のところにオープンしました。
16日のオープン時は来院される患者さんが驚くほどの車の数だった様です。静かな住宅街のクリニックもにぎやかな街中のクリニックと変化しています。通院にはバスの便が良くなった事は良い事です。また、通常ウィークデイは道路は混まないと思います。私もすでに行ってみました。タピオではメゾンカイザーのパンはおいしかったです。アウトレットはかなり価格が安くなっている商品があって、50%引きは普通、70%引きなんて言うのもありました。

現在ペインクリニックのシンポジウムが仙台であるので、その準備をしています。頸部痛、頚椎ヘルニア、帯状疱疹、顔面神経麻痺などに効果がある星状神経節ブロックについてです。毎日20名以上が当院で受けている注射です。
2008.10.4
安田クリニックでは禁煙治療を行っています。内服薬のチャンピックスを使い指導しています。ニコチン依存症からの離脱にニコチンパッチなどのニコチン補充薬を使うのはどうも抵抗があるので内服を使いニコチンからの離脱を測る方法を選んでいます。
とてもうまく行く方が多い様に思います。
なぜペインクリニックの専門なのにこういった事も行っているのかというのは、タバコを吸っていると痛み(頚椎や腰椎の椎間板ヘルニア、帯状疱疹などの痛み)が治りにくいと感じているからです。
以前から調べていますが、どうも治療期間が2倍くらい長くかかる事が多い様です。仙台市内のペインクリニックの他の施設でもやっているかどうかは調べていませんが、このニコチン依存症治療を健康保険で行う認可をとるための最低条件が敷地内禁煙ですので、大きな施設では難関です。当院にはタバコを吸う人は誰もいませんし、禁煙治療に積極的な職員が勤めています。
ペインクリニック学会の認定医のいる治療施設は仙台市内に5カ所くらいと大変少なく、仙台はペインクリニック砂漠地帯です。少しでも早く痛みから回復できる様に各方面から治療とサポートを行って行きます。痛みの治療の専門はペインクリニックですが、少し分かりにくと言われる事がありますので、次回はペインクリニックの治療について少し書いてみたいと思います。
2008.10.1
最近NHKで帯状疱疹を題材にした番組があった様です。通院中の方からいろいろ聞かれます。特に水痘ワクチンを注射すると予防できると言う話題が注目された様です。少し問題点があります。アメリカの著明なジャーナルに掲載された論文によれば予防効果がある事を示唆しています。
健康保険適応ではないので日本で注射する場合は自費になります。さらに、日本ではワクチンの適応には無い使い方ですので、副反応が起きた場合ももちろん自己責任になりますので(注射した方にも責任が発生すると考えられます)、良く添付文書を確認してから注射を行っている大きな医療機関で受ける事が重要と思われます。副作用の中に帯状疱疹の発生報告もあります。予防効果も確定的ではありません。
帯状疱疹の方が増えて来た時期です。おかしいと思ったら素早く受診してください。早ければ早いほど軽く済みます。